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議会改革推進特別委員会委員長報告   平成29年12月定例会
ただ今より、議会改革推進特別委員会のご報告を申し上げます。

当委員会は、「議会基本条例の推進に向けた取り組みについて」「その他、議会改革について」の調査・研究を目的に、平成28年6月定例会において設置され、これまでに12回の会議を開催してまいりました。

主な調査項目としては、「議会基本条例の推進に向けた取り組みについて」のうち、「パブリック・コメントの実施方法」、「質疑応答の詳細方法」、「文書質問の方法」、「議決事件の拡大」、「代表質問の方法」、「議員相互間の自由討議方法」、「予算決算常任委員会の設置方法」、「附属機関の設置方法」、「危機管理体制の整備方法」、「議会改革の推進方法」の以上10項目について議論を重ねてまいりました。その中で、調査結果がまとまった項目など、次の3点についてご報告いたします。

初めに1点目として、「パブリック・コメントの実施方法」につきましては、議会においても執行部と同様に、政策等を策定する過程において、市民等からの意見を考慮して意思決定をする必要があると判断し、当委員会で「蕨市議会パブリック・コメントの実施に関する要綱」(案)を作成し、議長に報告いたしました。その後、代表者会議での決定を経て、平成29年6月1日に「蕨市議会パブリック・コメントの実施に関する要綱」が施行されております。

次に2点目として、当委員会では、「危機管理体制の整備方法」の項目について議論をする中で、災害時における議員の役割について、全議員が共通した認識を持つ必要性があると判断し、全議員を対象とした議員研修会を開催するべきとの意見で一致いたしました。そのため、議長にその旨を報告したところ、議長がそれを受け、平成29年8月28日に、板橋区議会事務局長や内閣府の「災害時要援護者の避難支援に関する検討会」の委員などを務め、現在は跡見学園女子大学観光コミュニティ学部教授の鍵屋一先生を講師にお招きし、「災害時における市議会議員の役割」と題して、議員研修会を開催したところでございます。

次に3点目として、「代表質問」について協議したところ、次のような内容で実施するべきとの結論に至りました。
  1. 今任期中の3月定例会において、代表質問を実施する。
  2. 代表質問は、各会派を代表する1名の議員及び2人以上の会派に属さない議員が実施する。
  3. 代表質問は、原則として多数会派より順次発言する。
  4. 代表質問における発言時間は、会派の基礎時間を20分とし、所属人数に10分を掛けた時間を足すものとする。ただし、2人以上の会派に属さない議員の発言時間については1人分の10分とする。
  5. 代表質疑制は廃止とし、一般会計当初予算案に対する質疑は発言通告を行わないものとする。
  6. その他の質問方法等については、一般質問に準ずる。
  7. 表質問については、実施後及び必要に応じて検証するものとする。
今後も引き続き、蕨市議会の活性化に資するような議論を継続的に行い、議会改革の推進を目指してまいります。
以上をもちまして、議会改革推進特別委員会の報告を終わります。

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